プロフィール

クレメンス

Author:クレメンス
FC2ブログへようこそ!

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

--/--/-- (--) --:--
スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2007/08/16 (Thu) 19:23
オランダ、ベルギー放浪記

 約1週間でオランダ、ベルギーへ行ってきました。KLMオランダ航空直行便で行きは12時間、帰りは10時間半。貿易風の違いで行きと帰りで時間が異なっていた。今どこを飛んでいるのかは絶えず機内で画面に映っているのですぐにわかる。ロシアの上空を何時間も飛ぶ。今、モンゴル上空、朝青龍の育った所だ。今、サンクトペテルブルグ、昔はレニングラードと言ったっけ。今、ウラル山脈上空など、想像しながらの飛行だ。つい一昔前は、ちょっとでも領空侵犯したら平気で旅客機を撃墜した国なのに、この変わるりようは何なのだろうか?つくづく国際関係は単純、複雑、身勝手だと思ってしまう。機内では映画、音楽、漫画などすべて各座席に取り付けられていた。「硫黄島からの手紙」「バッテリー」「フラダンサー」「ロッキーザファイナル」など、旬な映画ばかりだ。
 オランダのアムステルダム空港に着いてびっくり。気温20度。半袖しな持っていかなかったので肌寒かった。日本が40度近いのですから、一気に11月中旬の気候になったようだ。イギリス、オランダあたりは偏西風のせいで夏でも涼しい。スペイン、イタリア、内陸の国は日本と変わらない猛暑のようだ。
 国民はすべて訛りのないわかりやすい英語を話す。英語教育は生活と結びついているのか、みな話せる。移民政策に力を入れてきたせいか、黒人が多い。各地にフリーマーケットがあり、英語なしでは生活に困るような環境だ。日本で英語教育が伸び悩んでいるのも、ここが原因のようだ。
 国民性は紳士が多い。肩が触れたり、ぶつかったりしても、日本だったら「何だこのやろう」になるところが、「Are you OK?」である。思わず感動してしまった。アムステルダムの街は狭く、運河が五稜郭のように何重にも流れている。その間の陸地を自転車、車、路面電車が規律正しく動いている。自転車専用の道路が車道、歩道と平行に走っており、実に整然としていた。これでは交通事故など起きるはずもないと思うほどだ。慣れない日本人はつい自転車専用道路を歩いてしまうが、何度もチャリンチャリンと鳴らされてしまった(笑)。
 オランダと言ったら「アンネの日記」「ゴッホ」である。どちらも1時間待ちでようやく入場出来た。アンネの家は運河脇にあり、そのまま残されていた。ナチスの迫害から逃れるために隠れていた本棚裏の秘密の部屋も入ることが出来た。何より、壁のあちこちに書かれていた日記の英語の文字が涙を誘うような内容ばかりだ。2年近く隠れていた後、密告され、最後はゲシュタポでチフスで病死したようだ。日記は英語版、日本語版などで発売されていたが、最後のページに「日記はここで終わっている」と書かれてあり、余計に悲しくなった。
 ゴッホの家も連日満員であった。「ひまわり」「寝室」など。お馴染みの絵を真の当たりに出来た。黄色が主色だと思ったが、売れる前は暗い色が主色だった。最後は銃で自殺してしまった。天才は最後は自殺、が多い。常に、今以上を求めるからであろうか。「夜警」のレンブラントもオランダ人だ。同じく市内に家があり、見学出来た。彼は「エッチング」の技法でいくつも作品を残した。銅版に金具で傷つけ、それに特性のニスやチョークを付け、最後に版画にして印刷する。
 オランダの食べ物はあまりうまいとは言えない。どこへ行っても、ポテト、ステーキ、ピザなど、血糖値の高い者にはたまったものではない。有名なものなどないと思ったが、何箇所か行列が出来る店があった。ポテトだ。マックのポテトとは異なり、ふっくらとして旨かった。クレープの入れ物みたいな紙に無造作に入れ、ケチャップ、マヨネーズなど25種類の中から選べる。コロッケも旨かった。自動販売機のような中から1つ1ユーロ20入れると取れるようになっている。中身はとろーり。それにしても物価は高い。1ユーロ=約160円だが、ピザ、パスタなどを頼むと1品10ユーロを軽く超える。飲みものはどれも2ユーロ以上。寿司に至っては、30ユーロ前後する。日本円に換算すると明らかに日本の倍以上だ。
 オランダは世界でただ一つの薬物を認めている国だ。日本の原宿のような通りに、マリファナが吸える店が何件もある。パイプのついている吸う装置が店先に並んでおり、店の中は異様な空気だ。焦点の定まっていない目をしている客が何人もいて、不思議系空間だ。さすがにトライはしなかったが。
 風車は電車で15分程度の町にあった。風車は小麦粉やバターピーナッツを挽くために作られたのですね。中に入れましたが、車輪のような大きな装置が頭上すぐ近くを回転しており、壮大なスペクタクルであった。それにしても観光客のほとんどが中国人のパックツアー。ここかしこでデジタルカメラでパチパチ。うっとおしいというか何というか。中国経済の発達がここまで来ているんだなあ、と複雑な思いだった。
 ベルギーのブリュセルまでアムステルダムから3時間少々。東京から名古屋に行くようなものだ。列車の中にはパスポートも切符拝見も来ない。国境を越える感覚ではない。ブリュセルを降りるとオランダと空気は一変。客引きは多いし、人混みもある。作家のユーゴーも感激したという世界一美しいフランプランという名の広場は良かった。王宮や市庁舎が四角形の広場に面しており、パリ風のカフェで一服、は最高の贅沢だ。ワッフルとチョコレートは世界的に有名だ。ワッフルはチョコ、クリームなどをどっさりかけるが、味は思ったほどくどくない。生地が軽くサクサクしていた。あっという真に1人前食べてしまえる。チョコレートは店頭で解けていくチョコが蔦っているデモが置かれていて、思わず「オエー」となってしまうが、味はそれほど甘くはない。丁度いい、重みのある味だ。歴史の重みを感じる味だ。ロッテや不二家では太刀打ちできない味だ。

 今回、思ったこと。歴史の重みを感じる。少なくとも第二次世界大戦以前も以降も、国民性は変わっていないとみた。そこかしこに美術館、カフェがあり、インフラも十分整備されている。子供も荒れていないようだし、教育もしっかりしているようだ。いじめはあまりないらしい。キリスト教特有の人をいたわる精神が人々の心にしっかり根付いているようだ。
スポンサーサイト

<< 戦争関連の報道が多い | ホーム | マスコミのインタビュー >>

コメント

オランダとベルギーですか。いいですね。私は、2年前に、愛・地球博(愛知万博)のオランダ館とベルギー館へ行って、旅行気分になったことはあります。オランダ館では、パビリオンの上に大きなチューリップのモニュメントが、ベルギー館ではワッフルが人気で行列ができていました。管理人さんは、愛・地球博へは何回か行かれましたか。

オランダにはいじめがない・・本当にそうならこんなにすばらしいことはありません。フィンランドなど、北欧の教育が今注目を浴びているので、見習うべきところはあるでしょう。しかし、ブラジルからの出稼ぎ子弟の話を聞くと、日本よりブラジルの方がいじめがすごい、と言っています。ブラジルでは人種差別がすさまじく、逆に日本はいじめがないと、喜んでいるのです。
たぶん、オランダにいじめが少ないのは、キリスト教の影響(ブラジルもカトリックが中心)というより、移民を受け入れる体制があって差別心が少ないからなのでは、と私は思います。また、日本の学校は、生活の中心となって囲い込みますが、オランダの学校は、生徒を囲い込まず、比較的休むことも簡単にできるのでは、とも思います。

日本の学校でいじめがなくならないのは、大人社会でいじめが許されているからではないでしょうか。学校でいじめられると、「教師が悪い。指導は何をやっているんだ。」とマスコミが正義の味方になります。しかし大人の社会でいじめられて、犠牲になっている大人たちに対しては、「リストラされる方が悪い。いじめられる方が悪い。いじめられるのは弱いからだ。」とまるで180度違います。これではいじめなどなくなるはずがありません。



いつもコメントありがとうございます。本当に考えがあまりにも似ていて兄弟のようですね(笑)。愛・地球博は結局行きませんでした。何か気が乗らなかったのです。昭和45年の万博は行きました。また東京でオリンピックをするらしいですが、何か二番煎じのような気がしてなりません。今の豊満大国日本で万博と言っても何かピンときませんでした。昭和45年の万博は、まさに日本が高度経済成長の真っ只中で、明日はきっと今日よりもいいことがある、と誰もが確信していました。教育界でも、先進国に追いつけ追い越せで、指導要領が改定されました。確か中学校で初めて確立・統計が導入されたのを覚えています。社会の先生が一生懸命ECCの話をしていたのを覚えています。まさに「Always 3丁目の夕陽」の世界でした。
 日本のいじめは深刻です。国民の心のよりどころになる宗教がありません。しかも宗教を小ばかにする風潮すらありますから。洗脳されるのが怖いようで、自分の気持ち、感情を最優先させる雰囲気、これがわがままで規範意識のない若者を育てているのでしょう。
 カトリックの学校では8つの愛を徹底的に学びますよ。親子愛、師弟愛、兄弟愛、夫婦愛、隣人愛、友人愛、先祖愛、自己愛。毎日復唱していれば自然に身につきますよ。このような単純なことでも知らず知らずのうちに身につくものですよ。
 カトリックの国はどこの家にもロサリオがあり、クリスマスには街中でお祭りです。日本のクリスマスとは比べ物になりません。しかしそのような国にも文明の牙が襲い掛かっているようです。ブラジルでもいじめですか。サッカーのラモス選手が、日本に仕事で来たブラジル人の子供をいじめないようにテレビで訴えておりましたが、何かむなしいいですね。いじめは起きやすいものですが、戦争と同じだと思います。工夫次第で撲滅出来るはずです。日本は戦後一度も国際間の争いをしていませんから。

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)


ロッキー・ザ・ファイナル

ロッキー・ザ・ファイナルでの検索結果をマッシュアップ。一語から広がる言葉のポータルサイト。


ウラル山脈のけわしい道のり

ウラル山脈のけわしい道のり


 BLOG TOP 


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。