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2008/07/04 (Fri) 22:45
モンスターペアレントをのさばらせる教育界のジレンマ

●モンスターペアレントをのさばらせる教育界のジレンマ
 「モンスターペアレント」というドラマが始まった。予想どうり、無理難題学校に押し付ける傍若無人なバカ親が映し出されていた。あまりにもアホらしい内容だったのでいくつか紹介しよう。
・遠足の自分の子の写真が他の子より少ない。子どものショックは計り知れない。
・合唱祭の指揮者は顔が見えないから前を向いて指揮をさせろ。
・担任はドッジボールの時、生徒の体に触っている。証拠にビデオを撮った。
 まだまだあったと思うが、当たらずとも遠からずだ。更に、気の弱い担任に何度も電話したり、校長の前で担任をやめさせるように進言したり、やりたい放題だ。しかしあまりにもリアルすぎて、本当にあった実話のような気さえしてくる。
 私はモンスターペアレントとは呼びたくない。バカ親で十分だ。校長や担任が言いなりになっているだけだ。では何故言いなりになるのか。昔の校長は教師を守ろうとして親の言うことなんか一喝していたよ。それがいつごろからだろうか。親の言いなりになり始めたのは。平成2年の校門圧死事件以来、学校から管理や体罰が消え、開かれた学校と称し親に意見を求めるようになった。これが間違いだ。意見を言うと言っても、知性も教も羞恥心もない親に発言権を与えたらどうなるだろうか。親と学校が協力しあうのが目的なのに、思いつきで自分の意見のごり押しをするだけだ。そんなことは少し考えればわかりそうなものだが。最もまずいのは、親のご機嫌を損なわないように、すぐに教師に謝らせるようになったことだ。教師が親や生徒の前で謝ったりしたらどうなるだろうか。その後、その教師の言うことなんか聞かなくなり、授業崩壊、学校崩壊が起きるきっかけとなってしまったではないか。
 では何故校長がそれだけ親にぺこぺこするようになったのだろうか。校長は親が教育委員会に訴えることを最も嫌う。自分の任命権者だからだ。最近では親の苦情が多い校長は、格下げ、困難校異動など、悲惨な人事になることもあるからだ。校長は、教師も保護者も両方管理できなければ教育委員会からは評価されないのだ。では何故教員はそんな腰抜け校長に渇を入れなれないのだろうか。それは、最近管理職の教師への管理を強化する動きがあるからだ。以前は組合がすき放題やっていたので、校長はただのお飾り、まともに自分のやりたい学校運営など出来なかった。そんな現状を憂いて、石原都知事は管理職の権限を強化し、給料にも反映されるようになった。更に、主任の廃止、主幹の設置、職員会議の挙手廃止など、学校から民主化が消えてきた。更に、教師の異動先は校長の考え一つでどうにでもなるようになった。気に入らない教師は困難校、気に入った教師は進学校、それはもう露骨な人事だ。こんな環境だから親の言いなりになり、モンスターペアレントなるおかしな親が出現したのだ。しかしこれは教育改悪の負の遺産だろう。20年前には皆無だったのだから。
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