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2008/07/11 (Fri) 00:08
寺脇研「さらばゆとり教育」を読んで

●寺脇研「さらばゆとり教育」を読んで
 ゆとり教育の元祖で、私も何度かテレビやラジオで討論したことのある寺脇氏の本を読んでみた。彼は最近テレビによく顔を出す。文科省をやめさせられてからも大学に呼ばれ教えている。ゆとり教育を説きながら本人は鹿児島ラサール、東大文Ⅰ出身だ。そんな彼が何故詰め込み教育を否定し、ゆとり教育に走ったのか大いに興味があった。彼が高校時代、詰め込み教育に耐えかね、ガス管を加え自殺未遂したのは有名な話だ。彼はそれを講演会で話題にしている。何ともつかみどころのない方だ。そんな彼だが、父親は医者で、随分スパルタに近い家庭環境だったようだ。父親の眼をい盗んでは映画館に通い、それが功を奏し、今ではその知識で飯を食っている。驚いたのは、その当時本も読み漁り、何度も自分の書いた論文を応募していたらしい。だから文章能力は子どもの頃から随分と得意だった。そのため二次試験では記述式の多い東大の入試は特に難しく感じなかったようだ。散々遊んで東大に合格してしまった。だからだろうか。ゆとり教育でも東大に受かると錯覚してしまったのだろう。本人は気づいていると思うが、遊んで東大に合格したものより、こつこつ勉強して合格した者のほうが圧倒的に多いことを。本の中に実に憎たらしい記述がある。「私は東大に入るためのテクニックなどわからない。普通にしていたら入れたのだから、どう勉強したら入れるかと聞かれてもアドバイスなどできない」だってさ。ならば寺脇さんよ、あなたは教育についてあれこれ言わないでほしいね、大多数の生徒は自分の学力を上げようと悪戦苦闘しているわけだ。更に言えば、あなたのように中高一貫校に入れる生徒ばかりではない。多くの生徒は困難校で授業崩壊している中で落ち着いて勉強できないのだ。体罰を否定し、詰め込みを否定し、管理を否定しているあなたの理想はまさに絵に描いた餅そのものだ。あなたが育った環境は実に稀であることを自覚していただきたい。
 しかしそんなあなたの本でも賛同できる箇所はいくつかある。「スローガンが日本人をバカにした」のはうなずける。15の春を泣かすな。ゆとり教育、エリート教育、詰め込み教育など、日本人はマスコミによるスローガンに弱い等、難点かはさすが東大卒だと思わせる記述が何箇所かある。また、教育用語を記述する際、わざわざ日本語の後に英語で書かれてある。本人はさりげなく書いたつもりだろうが、英語が苦手な日本人が見たら実にイヤミに思われるだろう。寺脇氏の最大の問題は、自分が普通にしていてもやはり学力は高いと言うことだろう。自分が進むべき方向を間違え、国民を混乱させたことに早く気づいてもらいたいものだ。 
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