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2009/05/09 (Sat) 18:11
第9回「いじめを許さない教師の会」での講演ー いじめの対処療法と早期発見

 いじめの早期発見が必要で、子どものいじめのサインを見逃すな!と言われて久しい。しかし問題はサインを認識してからが問題だ。子どもの気持ちをまるごと受容し、じっくり話に耳を傾ける等は昔から言われてきた。問題は、いじめを認識した教師の対応がマチマチということだ。従来のやり方にいつまでも拘っていては時代に取り残されるだけだ。形式的にHRで「いじめはいけません」と何度言ったところでいじめはなくならない。いじめによって子どもは視野が狭くなっている。緊急避難として学校を休ませたり、転校や引越しもやむなしの時代だ。しかし私はあまり賛成できない。また同じことが起きる確立が高い。やはりいじめはその場で解決するしかない。いずれにせよ、親や教師が本気で「子どもの命を守る決意を固め、必ず助けるとの意志を明確に子どもに伝える必要がある。問題は、口先だけでは子どもは信用しないということだ。いじめは休み時間、放課後に起きる。その間、教師は巡回すべきだ。いじめが頻繁に起きる学校に限って、教師が職員室から動こうとしない。見て見ぬふりだ。1人は無理な学校なら、2人以上で巡回すればいいではないか。問題はネットだ。時間場所を構わずだ。ならば警察に届けるしかない。先日、歌手のコウダミキさん殺害をネットに書き込んだ会社員が逮捕された。大人なら逮捕だ。子どもも同様にしなければいけない。ならば書き込まれたらショックを受けず警察に届ければすぐに犯人を捜してくれるよ。そんな書き込まれたことでショックを受けている暇があったら、書き込んだ相手に天誅をくらわしてやればいいではないか。そのくらいの反骨精神を持たなければだめだ。プロバイダーに削除依頼してもいいのですが、それでは書き込んだ奴らが何のお咎めも受けません。問題は、書き込んだ奴らへの復讐です。痛みで教えないとまた同じことを繰り返します。人間なんてそんなものです。自分の身の上に危険が迫った時だけ初めてその行為をやめるのです。
 そもそもいじめられっこに限って、早く仲直りしたい、もう一度みんなで…と思うようだが、そこが間違っている。本当に仲直りするには、一度喧嘩するしかない。かつては殴り合いをした後に仲直りしたものだ。今も同じだ。いじめられっこよ、もう少し反骨精神を持とう。とは言うもののそれが出来たら苦労はしませんよね。
 今回の講演の中で、加害者の子供への対策、周りで傍観していた子供たちの対策、学級全体への対策、保護者への対策が語られたが、すでに一般論として周知の事柄なので、ここでは書き込みは控えましょう。
 関心があったのは、各国の対応だ。スウェーデンでは教育法第一章で、「校内に働く職員は、ある生徒が他の生徒を侵害するような行為に対しては、絶対阻止しなければならない」とある。アメリカでは32州で「いじめ防止法」が制定されている。それは規定でなく「強制法規」であり、具体的だ。「書かれた」「電子的な」「口頭」「身体的」な意図的行為により、児童生徒及び教職員などに精神的、心理的若しくは身体的に危害を加える行為をいじめと定義しており、いじめなどの捜査、発見のために教職員に対する訓練を義務づけている。そしていじめを禁止するとともに、加害者、目撃者又はいじめの情報を有する者に対する復讐、報復を禁止している。また、いじめの禁止声明を義務付け、教職員や児童生徒によるいじめ発見時の通報及び州教育者へのいじめ発見報告を義務化している。さらに、いじめの被害者(加害者)の保護者へのいじめの発見報告の手続きを示し、指針に基づく行動を誠実にとった者に対する免責規定を設け、誠実に励行されなかった場合には、親や生徒に訴える権限を付与している。実にわかりやすく明確だ。これならいじめ撲滅に教師、生徒、親が一丸となれる。
 それに比べ、日本の行政は最悪だ。あれだけ騒がれたいじめ報道のあった平成18年、衆議院文部科学委員会で、公明党の遠藤乙彦議員によって「わが国もいじめ防止策基本法を制定する必要があるのではないか」と当時の伊吹文科省に質問があったが、これに対し、伊吹氏は「いじめ防止のための基本法が議員立法等でつくるという示唆は大変有意義」と評価したが、「いじめをどう定義するかが非常に難しい」と答弁することにとどまった。そんな環境なので、各自治体で対応するしかないのが現状だ。千葉県ではいじめゼロ子どもサミットを開催し「いじめゼロ戦験」を採択、佐賀県伊万里市でも「いじめなし都市宣言」、東京都調布市でも「いじめや虐待のないまち宣言」を採択し、兵庫県小野市でも「いじめ等防止条例」を制定している。小野市が全国で始めて「いじめ防止条例」を制定したことは注目されるが、条例制定をする場合には、理念条例にならないような規制の範囲や方法、その実効性などについて議論を深めて合意形成を図る必要がある。そこが難しいところだ。誰もがいじめはなくなれば良いと思っているだろうが、いじめ撲滅が難しいのは、どこまでがいじめなのか、いじめを発見したらどう対処するのか、いじめた子どもや親にどのような処罰をするのか、いじめられた子どもをどう守るのか…。あまりにも課題が多いし、出来れば関わりたくないというのが本心だろう。しかしいじめは人間1人の生死に関わる問題だ。自殺しなくても、一生心に傷を負って生きていくのは心が死んでいるのと同じでしょう。それほどいじめというものは深刻なものなのです。一刻も早い条例制定が待ち望まれます。


 
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