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2009/06/28 (Sun) 17:54
サリン事件が起きた理由ー偏差値世代の歪んだ心の隙間

 先日、松本サリン事件で容疑をかけられた河野義行さんの特集をテレビで放送していた。警察の取調べ、世間の風評被害もさることながら、最後まで意識不明の奥さんへの献身的な看護が心を打った。以前、河野さんの講演会に出席したことがある。講演が終わると、主婦が河野さんの周りに集まり、記念写真を撮っていた。奥さんへの献身的な姿勢が良かったのだろう。その奥さん事件後15年で亡くなった。あの事件で、河野さんの平和な家庭は一気に崩壊してしまった。そんな環境で、河野さんは終始冷静にマスコミや警察に対応していた。心中はさぞかし穏やかでなかったと思われるが、山口光市の本村さん同様、何故あれほど冷静な対応が出来るのか理解できない。きっと神様も人を選んでいるのかもしれない。河野さんの場合は、オウムに標的にされた公務員宿舎の近くにたまたま住んでいて、たまたま薬品を扱っている仕事をしていた。このようなことは全くの偶然、不運だけでは片付けられるものではない。当時は日本国民の誰もが河野さんの薬の調合ミスだと疑わなかっただろう。
 しかし真犯人はオウム真理教だった。地下鉄サリン事件でようやく犯人が河野さんでないことがわかったが、問題はその間の警察の対応だ。平成元年にオウムがらみの裁判で中心的存在だった弁護士一家が失踪する事件が起きた。犯人はミエミエのオウムだろうが、警察は証拠がなければ動けない。ましてや宗教団体は憲法でも厚く保護されている。税金も不要。そんな盲点をついたのだろう。拉致、破壊、殺人などやりたい放題。ほとんど北朝鮮と変わらない。前面に美女を配置するのも全く同じ手法だ。松本サリン事件半年後、平成7年元旦の読売新聞で、上九一色村のサティアン近くで、サリン製造の残留物を発見したという記事が載っていたが、それとて警察は見逃した。いや、手が出せなかったのだろう。その後はオウムはVXガス、国松長官狙撃など、やりたい放題だ。知り合いの自己啓発のトレーナーはオウムに勧誘され、断ったら身の危険を感じたとか。
 ではオウムとは一体何なのだろうか。一言で言えば、自分が認められてこなかった人間の負の心の闇が結集したような集団なのだろう。東大、京大、早慶など、超一流の大学を卒業した人間が、何故麻原のようなペテンシに引っかかったのか、世間はクビをかしげていたが、麻原は見事に人間の心の隙間を利用したのだろう。いくら一流大学を出たところで、人間は自己承認、達成感、充実感がなければ生きている実感がないものだ。だから麻原は○○省を設けたり、ホーリーネームをつけたりしたのだろう。偏差値世代は、ウルトラマン、ミラーマンなどのような空想ものに憧れる。それが現実に出来るのだから、自尊心がくすぐられたのだろう。昔、忍者部隊月光で、相手を映すと相手が消える鏡があったのだが、私は欲しくてしかたがなかった。それがVXガスでありサリンなのだろう。偏差値世代は相手を殺したい気持ちが強い。ただし人目につかないようにだ。ある意味、陰湿だ。
 サリンの被害者は何も河野さんだけではない。死者7人、重軽傷者数千人。サリンを浴びると、脳が萎縮し、視力が衰え、疲労感がとれない。それを職場で理解してもらえない人が多い。オウムは相手をある程度絞ってたが、秋葉原でトラックで突っ込んだ加藤容疑者は「だれでも良かったから殺したかった」と言っている。派遣で切られたり、生きる目標がない人間は、相手を選ばず…。今後、このような人間が増えるのは間違いない。
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